本NPO法人は、人権尊重、適正手続(デュー・プロセス)及び少年の健全育成の実現の視点から、国内外の刑法、刑事訴訟法、刑事政策及び少年法(以下刑事法と総称する。)に関する研究及び教育に関わる事業、刑事法の研究及び教育の推進・奨励に関わる事業、刑事法に関する実態及び意識についての調査研究事業、情報収集及び提供事業を行い、広く刑事法における人権尊重、適正手続及び少年の健全育成の趣旨、内容を広めることを目的としています。


ぜひ、本NPO法人の設立趣旨と活動内容にご賛同いただき、会員になっていただくようお願いいたします。
 
2025/7/2
第13回講演会の日程等について

第13回講演会の開催日が決まりましたのでお知らせいたします。

■日時:2025年12月14日(日)
 12:30開場、13:00開演
■会場:(株)TKC 東京本社2階(東京・飯田橋)
■内容(予定):
 第1部 2025年度「守屋賞・守屋研究奨励賞」表彰式
 第2部 講演会「木谷明先生がめざしてきたもの」(仮)

詳細については決まり次第お知らせいたします。


2025/6/3
2025年度守屋賞について

2025年度の「守屋賞」「守屋研究奨励賞」の募集を開始しました。
詳細はこちら


2024/12/11
第12回ERCJ講演会・表彰式を行いました



2024年12月8日(日)13〜17時、当法人主催の第12回講演会/守屋賞表彰式を開催しました。
今回の講演会は、事件発生から58年を経て、今秋ようやく無罪が確定した袴田事件をテーマにとり上げました。まず、袴田ひで子さんから、無罪判決を勝ちとるまでの思いと守屋賞受賞の感想について、ひで子さんの明るい人柄が感じられるビデオメッセージをいただきました。
次の講演では、村山氏には、再審無罪判決で5点の衣類を含む3つの証拠が捜査機関によるねつ造であると認定されたことの意義をその手法も含めて検討し、再審公判や無罪判決のあり方についてご報告いただきました。続いて笹倉氏には、袴田事件の教訓としての再審法や死刑制度の改正の必要性、諸外国との比較、「日本の死刑制度について考える懇話会」における議論についてご報告いただきました。
また、去る11月21日に急逝された木谷明氏には、今回ご登壇いただく予定でした。石塚理事長から、木谷氏がドキュメンタリー映画『拳と祈り――袴田巌の生涯』のパンフレットに執筆された文章の一部の紹介と、木谷氏がこの講演会で話したかったであろう捜査機関による証拠ねつ造問題と原審裁判官である故熊本典道裁判官についてのお話がありました。
最後のディスカッションでは、初めに袴田巌さんの無罪を支援してきた日本プロボクシング協会の松岡修さんより、これまでの支援運動と無実の喜びをお話しいただき、守屋賞受賞者の木寺一孝さんからは、冤罪事件の取材等を通じて感じた、特に科学鑑定について等をご発言いただきました。これらを踏まえて、支援団体、報道関係者、法学者といった方々から、3つの証拠や捜査機関・裁判所への疑問、なぜ冤罪事件は起こるのかなど様々な意見が交わされました。

第12回講演会「袴田事件から学ぶべきこと」
第1部 2024年度「守屋賞」表彰式
第2部 講演会「袴田事件から学ぶべきこと」
1.ビデオメッセージ(録画) 袴田ひで子氏
2.講 演
「再審無罪判決の意義とそれまでの裁判所の判断をめぐって」
 村山浩昭氏(元裁判官、弁護士)
「袴田事件:再審法と死刑制度の見直しに向けて」
 笹倉香奈氏(甲南大学教授)
3.ディスカッション
 司会:石塚章夫 理事長

本講演会は会場とオンライン配信で開催しました。
当日は様々なイベントが重なる中、本講演会にご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。



2024/12/11
「第12回守屋賞」受賞者が決定しました

2024年度「第12回守屋賞」受賞者が決定し、12月8日(日)開催の第12回講演会において表彰式を行いました。今年度の受賞者は以下の通りです。

第12回守屋賞受賞者
袴田巌氏・袴田ひで子氏
春野すみれ氏(「非行」と向き合う親たちの会〔あめあがりの会〕代表)
木寺一孝氏(映画監督、TVディレクター)
(受賞対象業績:『正義の行方』〔2024年〕)



 
 
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